昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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相撲界の野球賭博

琴光喜って、稽古場では一番強いとも言われる相撲取りだが、本番ではパッとしない。
昔は優勝した事もあり、横綱候補とも目された時代があったが、今では勝ち越しがやっとの不甲斐ない大関でしかない。
確か、朝青龍には連戦連敗、やっと一回勝った程度の記録も持っていたはずだ。
そうは言っても日本人横綱誕生を心待ちしているファンの中には、琴光喜の才能を惜しむ声は結構多かった。
しかし、今回の野球賭博騒動で琴光喜が何故横綱になれないのか、その一端が分かったような気がする。

琴光喜の勝負勘が悪いのは、当初週刊誌で報道され相撲協会から事情聴取を受けた時には全面否定したのに、「今申告すれば厳重注意処分で済ませる」と水を向けられると、「実は......」と告白する醜態に良く表れている。
しかも、実は野球賭博で600万円の勝ってその金を集金に行ったら、逆に300万円を脅し取られたとは、実に情けない。
更に、「野球賭博に手を染めていたことをばらす」と、一億円を恐喝されていた由。
如何にも気の弱そうな顔つきの琴光喜を見ると、博打の集金なんておよそ無理、勝負師としても失格だ。
「こんなんなら、野球賭博で勝たなきゃよかった」と、今更ながら悔やんでいるだろう。
下手をすると角界追放まで噂されているほどだから、事態は深刻だ。

しかし、相撲界がヤクザや暴力団と深く関わってきた事は公然の秘密。
というか、秘密でも何でもなく、誰もが知っている事実だ。
もしもその陰の部分が許されないのなら日本の国技と言われる相撲はとっくに消え去っていたはずで、両者は共存共栄の関係だった。
朝青龍を「横綱の品格問題」で攻撃した相撲協会とその取り巻き評論家たちは、一連の相撲協会のダーティーな部分についてはどうコメントするのだろうか。
元NHKアナウンサー杉山某は、口を尖らせて朝青龍追放を主張していたが、相撲界に蔓延る暴力団との付き合いや賭博疑惑を知らなかったとでも言うのか。
もし知らなかったら取材能力がない事になるし、知っていて何を追求しなかったらマスコミ人としての品格に問題がある。

そのマスコミは、琴光喜野球賭博が問題になると、ここぞとばかりに今度は麻雀や花札まで一緒くたにして賭博扱いで、エキセントリックに報道している。
相変わらず、強いものには弱いが、弱った相手には牙を剥き出しにして攻撃している。
そんなことしたら、サラリーマンのほとんどが賭博常習者になる。
自慢じゃないが、当方も麻雀、ゴルフのオリンピック、パチンコ等、あまり人様に自慢できない娯楽の愛好家だった。
適当に生きてきて誰にも注目されないなんて、本当に凡人で良かった。