昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「もはや無茶苦茶でござりまする」

野球賭博騒動で、上を下への大騒ぎになっている相撲協会
28日に開かれる日本相撲協会の臨時理事会に対して、外部有識者による特別調査委員会が、大関琴光喜、大嶽親方、時津風親方の懲戒処分と、力士15人と床山1人、武蔵川理事長ら理事4人を含む親方12人の謹慎処分などを勧告する。
具体的には、琴光喜以外にも、幕内力士で、豊ノ島 、雅山豊響豪栄道隠岐の海嘉風、若荒雄が名古屋場所に出場できない可能性が高い。

これだけ多くの力士が出場しない名古屋場所で優勝しても、白鵬が連勝を伸ばしても、記録としての価値はきわめて低くなってしまう。
NHKのテレビ放送も怪しくなり、タニマチの永谷園も懸賞金を出さない。
大相撲にとっては、まさに存亡の危機の剣が峰だ。
しかし、これ全て身から出た錆。
今回の部外者の勧告で、今時、褌、ちょん髷、大男の異相が売り物だった日本相撲協会に、自浄作用など期待しようもない事が満天下に知れ渡った。
武蔵川理事長は、「過去の膿を全て出し切る」と力んだが、その理事長自身が謹慎の対象になっているのだからお笑い草だ。
長年、というより大相撲そのものが、「日常からかけ離れた異常な世界」であり、しかも肝心の力士たるや全員が「ごっつあん」体質なのだから、世間の常識など通じるはずもない。

相撲協会が駄目なのは分かっていたが、その取り巻き連中は一体何をしていたのだろう。
横綱審議会委員や様々な委員達は、朝青龍の暴力事件が発生した時、一斉に「大相撲の伝統を守れ」と朝青龍排斥を主張した。
この時朝青龍は泣きの涙で引退を発表、評論家諸氏は大いに溜飲を下げたのだが、今回の賭博問題とその背後の暴力団に関しては、彼らから厳しい叱責の声が聞こえてこない。
まさか、「賭博と暴力団は大相撲の伝統だから守るべき」とでも言うのか!

相撲界に巣食う裏社会の存在は、誰もが知っているまさに公然の秘密だった。
評論家諸氏やマスコミ関係者は、取材するまでもなく知りえた事実だったはずだ。
しかし週刊新潮琴光喜野球賭博を取り上げるまで、寂として非難の声はなかった。
朝青龍排斥の先頭に立った玉木某は、「大相撲は神事と勝負事と興業の三つから成り立つ、日本古来の伝統スポーツ」と称していたが、この興業こそが裏社会との結びつきそのものだ。

裏社会から見れば、金はいくらでも持っていてだらしない相撲取りほど絶好のカモはいない。
当然、酒、女絡みの誘惑で、博打に誘い込む。
また、大成出来ずそのまま組関係に流れる相撲取りも多い。
今回、恐喝事件の主役の一人など、まるで絵に描いたような相撲取りの成れの果てなのだ。
そんな大相撲の負の場面には、全て「臭い物には蓋」をしてきた自称「大相撲を愛する評論家諸氏」もまた、今回の謹慎処分の対象だろう。

NHKアナの杉山邦博、漫画家のやくみつる、黒鉄ひろし、そして評論家の玉木正之
そうそう、自身がかなり胡散臭い元相撲取り、竜虎もその一人だ。
貴方達は、大相撲を甘やかしたこれまでの罪を深く恥じて、自ら幽閉蟄居すべきですよ。
尤も、彼らが愛してやまなかった「日本の国技」大相撲そのものが、外国人力士によってかろうじて生き長らえ得ているに過ぎないのだが。