昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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福島県三春町の滝桜

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その昔、福島県白河市に新工場を作った顧客がいた。
そこで、広島の会社からヘッドハンティングされてきた新工場長と親しくなった。
彼は「福島県は初めてで、名所旧跡を全く知らない」と言うので、知った振りして「近所に三春町がありますよ」と教えた。
実は直前に、この三春町は城下町で、4月には梅、桃、桜が同時に咲くので、三春と名付けられたとの情報を仕入れていたからだ。

彼は「是非とも行ってみる」と大いに興味を示したが、その後すぐに雇い主の社長と衝突し、アッと言う間に退社していった。
辞める挨拶で、「折角良い所を教えてもらったが、堪え性がないばかりに行けなかった」と残念がっていた。
教えた側の僕は、単なるリップサービスの積りだったが、彼は結構真面目に考えていたようだ。

磐越高速道路で三春インターを通過するたびに、昔のこの話を思い出していた。
今回、退職記念の裏磐梯温泉旅行を計画。
その途中で、初めて三春町を訪問してみた。
そこには、日本三大桜と言われる「滝桜」がある。
時あたかも、この「滝桜」満開の状態だ。
休日ともなると観光客が押し掛け、大渋滞が発生するらしい。
それがこの日は平日で、しかも小雨交じりで季節はずれに寒い。
そのお蔭で、道路もスイスイ、駐車場もラクラクだが、それでも遠方からの団体客も多く見られた。

樹齢千年を超える「滝桜」のネーミングは、滝のように花が咲くからとも言われるが、単に桜がある場所の地名が滝だからとも言われている。
前者の方がロマンがあるし、実際に満開の「滝桜」は、将に滝を髣髴とさせる見事な咲きっぷりだった。

因みに、三春町のネーミング、梅、桃、桜が同時に咲いている事を期待して探してきた。
すると、桃と桜は至る所で見事に咲いていたが、残念ながら梅は花が終わっていた。