愛車で住宅地のメインストリートを走行していると、前方に20歳前後の女性が自転車を運転していた。
何気なく追い越そうとした瞬間、後方確認も全くせずに将に突然、彼女が右にハンドルを切った。
彼女が、何をしようとしたのか、何を考えていたのかは分からないが、とにかく僕の車の直前を、急に横切ろうとしたようなものだ。
アッ危ない!と思った瞬間、けたたましくクラクションを鳴らし、急ブレーキを踏み込んだ。
彼女も慌てて左にハンドルを戻したが、将に衝突する直前の間一髪で車が止まり、最悪の事態は避けられた。
アタマに来たのでこのバカ女を大声でどやし上げたが、彼女も流石に自分の非を認め、謝罪してきた。
重大事故は免れたモノの、気分は悪い。
たまたま公園に移動交番があったので、警察官にコトの次第を報告し、もしも事故になったらどうなるのかを聞いてみた。
警察からの返事は、予想通りと言うか、全く合理性に欠ける内容だった。
・第一責任は後方確認もせずに右折しようとした女性にあることは間違いない
・しかし、車で事故を起こした場合、一方だけの責任になることはない
・例え相手が理解不能の行動をしたとしても、車の運転手はそれを想定しておかないといけない
・ましてや相手が死亡したりすれば、後方確認の有無も確認のしようがない
・よって、ドライバーは自己防衛のためにも、ドライブレコーダーを設置しておく方が良い
要は、「車を運転すると言うことは、免許不要の自転車よりも責任が重いので、あらゆる事態を想定し、対応しなければならない」と言うことらしい。
また事故発生の場合、お互いが自分の正当性を訴えるので、確たる証拠がないと水掛け論になるケースが大半だ。
と言うことで、愛車にドライブレコーダを取り付けることにした。
早速商品を当ってみると、その種類の多さにびっくり。
取り敢えずYAHOO相談室に投稿したら、「1万円以上の国産品」とのアドバイスがあった。
あれやこれやと悩んだが、何せ今の愛車は10年間ほど使っている。
自動車メーカー純正ドラレコが一番安心だが、驚くほど高い。
それほど高価なものは勿体ないので、結論はコムテックHDR-102に決定。
取り付けは、自分でやり遂げる自信がないので、近所の整備工場へ。
その結果が、これ!
これで、事故や悪戯運転への準備は万全だ。
尤も、こんなドラレコで記録されたデータを、利用しなければならない事態など避けたい。
通常、ほんの少々だが速度オーバー気味の僕にとっては、自制の気持ちが強くなる効果の方が現実的だ。