昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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経済とビジネス

バス事故とSMAPと規制緩和

一時期、小泉純一郎と竹中平蔵の主導で、規制緩和こそ競争を誘発し経済を活性化すると信じ込まれた。 如何にも胡散臭い議論だったが、郵政民営化さえすれば、世の中の全ての矛盾が解決できるかのような情報が氾濫した。 その結果、民営化された郵政業務は、…

嫌われ役を演じる人

長い営業業務の中で、極めてユニークな顧客を、長期に亘って担当したことがある。 この会社社長は、小学校しか出ていない将に立志伝中の人で、様々な経営ブックにも登場する有名人だった。 天才経営者なのだろう、どの社員も夜討ち朝駆けで働き、役員に至っ…

フォルクスワーゲンのインチキがばれて........

フォルクスワーゲン(VW)のインチキがばれて、世界中で大騒ぎだ。 リコール台数は1100万台を超え、アメリカからの課徴金が2兆円を超えるとの見通しらしい。 この数値は世界中の一年間の車販売台数と、トヨタの年間利益に匹敵する。 しかも今後は、各…

東芝不正会計処理問題のその後

現役を含み三代前までの社長と取締役6人、合計9人の経営者が辞任するという、前代未聞の社長交代劇から約一か月、やっと東芝の新経営陣が発表された。 暫定社長だったはずの室町正志元会長が、そのまま社長として居残る人事については、さっそく批判の声も…

理屈と膏薬(こうやく)

未だ若手の会社員だったころ、印象的な経営者に出合った。 彼はある田舎町の、その中でも小さな企業の経営者だった。 この会社は実兄が社長、二男の彼は副社長で、兄は専ら社内、彼は営業と仕入れの責任者。 その他の社内要職も全て、彼らの息子たちが担当す…

評論家、伊藤惇夫の欺瞞

僕は全く知らなかったが、「評論家」の伊藤惇夫は、ネット社会では「典型的な反日左翼主義者」と言われているらしい。 ネトウヨ、所謂ネット右翼から見ると、伊藤惇夫は反自民党、とりわけ反安倍晋三の姿勢が露骨で、報道ぶりに客観性がないと文句を言ってい…

東芝は立直る事が出来るだろうか?

天下の東芝が、不正経理で大問題になっている。 何でも長年に亘り、底上げで利益操作してきたと言うから、救いようがない。 その額は、2000億円を超すとも言われている。 僕は東芝とは、仕事で付き合った事もなく、また今回の不正利益操作の詳細も分から…

大塚勝久、いい加減にセェ!

相変らず、大塚家具の親子喧嘩が姦しい。 前回の株主総会の久美子社長の完全勝利で、決着がついたと思っていたが、勝久前会長は経営者への返り咲きを、全く諦めていなかったようだ。 自分が株の管理会社、ききょう企画に譲渡した株について、15億円の対価…

中田翔のファッション

球界の大御所、野村克也には評判が悪いらしい。 日本ハムだけでなく、侍ジャパンの四番バッター、中田翔のファッションだ。 金髪、髭、金のネックレス。 球界を代表する選手なら、身の回りもキチンとしなさい! いかにも野村克也の言いそうな事だが、年寄り…

N数1のオトコ

N数とは、サンプルの数。 Numberの頭文字。 何か行動方針を決定する時、その裏付けとなるN数は多ければ多いほど良い。 一般的には、そう思われている。 僕は、仕事の現役時代は、まるで逆の「N数1のオトコ」と言われた。 セッカチで慌て者のキャラ…

マイレージ

数年前のNHK英会話レッスンで、マイレージの問題点を取り上げていた。 「年末になると、マイレージ稼ぎの為の飛行機出張が増える」事を、企業が問題視していると指摘していた。 俄かには信じられなかったが、教材になるくらいだから実際にあったのだろう…

大塚家具はどうなるのだろう

派手な親子喧嘩が世間を騒がせている大塚家具だが、ここまで醜態を晒してしまうと、最早企業としての明日は厳しい。 親子喧嘩の原因は、典型的な新旧ビジネスモデルのぶつかり合いなので、野次馬にも分かり易い。 僕は大塚家具には縁もゆかりもないし、一株…

休日の過ごし方

仕事の現役時代とリタイアした後、一番の違いは休日の過ごし方だ。 当たり前だが、現役時代の平日は仕事、また仕事の繰り返し。 朝5時半に起きて、6時半に家を出る。 7時半に会社到着後、仕事に勤しんで、何もなければ夕方7時過ぎに帰宅。 休日も接待や…

ユニクロについて

ファーストリテイリングの柳井正社長が、記者会見で中国工場の職場環境問題を釈明した。 NPOに指摘された労働環境の悪さは例外で、他は問題ないと主張している。 しかし、ユニクロがブラック企業だとの、批判は絶えない。 特に昨年12月の最高裁判所判決…

オトコ達の不幸自慢

オトコとオンナはまるで違う生物だ。 等と、大した経験もないくせに分かったようなことを言うと顰蹙を買う。 しかし僕は、オトコとオンナは、「間違いなく違っている!」と断言する。 それは、多くのオンナが幸福自慢をするのに比べて、オトコは不幸自慢をし…

アベノミックスの犠牲者

20年来贔屓にしてきた、近所のスパゲッテイ店が潰れた。 雛には稀な拘りの店で、ご主人が奥さんと二人で切り盛りする、極めて家庭的な雰囲気だった。 料理が出てくるまでに時間がかかるのが欠点だったが、味は良かった。 口コミで段々評判が上がるに取れ、…

朋あり遠方より来る

心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねてきてくれるのは、たいへん嬉しく楽しいものです。 特に同好の志を持つ者が集まってくることは人生を豊かにします。 現役時代、度々訪問し親交を結んでいた、マレーシア人から連絡があった。 「久し振りに日本に行く…

想像力を鍛えないと

最近ツラツラ思うに、想像力ってすごく重要なんじゃないだろうか。 例えば地元韓国だけでなく、日本でまで人非人の如く罵倒されているセウォル号の船長だ。 彼は、殺人罪で告発されるとの話まで出ている。 朴槿恵大統領からは、格好の責任転嫁の相手にされて…

4月18日 感謝の集い

昔の職場の後輩たちから、僕に対する「感謝の集い」への参加依頼があった。 そもそもの趣旨は、3月7日リタイアの直前「昔の仕事仲間が集まって、退任のお祝いをしたい」と言うものだったが、段々参加希望者が増えたようだ。 実は今回の退任にあたって、送…

調子に乗るなよ、アベノミックス

政治の世界では敵なしの絶好調、安倍晋三だが、看板政策のアベノミックスはどう考えても長続きする代物ではない。 アベノミックスでは、先ず物価が上がり、消費税が上がり、続いて賃金が上がる。 デフレこそ諸悪の根源だから、インフレ政策で景気浮揚を狙っ…

さよなら我が仕事

今日を持って、会社を辞めた。 42年間働き続けたが、最後はあっけなく「はい、さよなら」だ。 こんな僕に対しても、送別会の申し出はあったし、お世辞かも知れないが名残を惜しんでくれた人もたくさんいた。 しかし送別会の類は、全部お断り。 酒を飲んで…

無駄を嫌う人

超割り切り型の性格の人を知っている。 この人は、恐らくは日本中の大半の人が知っているほどの大会社のエライサンだったが、この人がリーダーだった時期の業績が、これまた「超」の字が付くほど低迷したため、任期を全うできずに退任した。 実際は大株主に…

オトコが会社を辞める時

先だって会った、ある先輩の話。 彼は五年ほど前、日本を代表する超大手有名企業を役員定年で退社、お得意さんのオーナー会社に再就職した。 以来、我が儘なオーナーに仕え続ける会社生活を送った。(らしい) 彼にとって新しく務めたその会社は、40年近く…

リタイア後の生活

3月初旬で仕事から解放される。 自分ではとっくに決めていたことだが、渡世の義理で1月末までオープンできなかった。 今は心晴れ晴れで、挨拶回りの日が続く。 顧客は全国に散らばっているので、皆さんに義理を果たすにはもう一か月はかかる。 通い詰めた…

社長の責任の取り方

マルハニチロと言うからには、マルハ漁業と日魯漁業の合併会社なのだろう。 水産関係の会社では、最大手の大会社だ。 その子会社「アクリフーズ」の冷凍食品に、農薬「マラチオン」が混入された。 日本中が大騒ぎになった事件だが、かなり早い時点で社内犯行…

意外とナァ

ユニークな先輩がいた。 実は繊細な人なのだが、日ごろの行動はまるで破天荒。 今は当たり前の「出来ちゃた結婚」の先駆者だが、彼の場合は昔風の夜這いをかけ、彼女をモノにした武勇伝を持つ。 結婚式は悪阻の真っ只中で、その半年後に第一子誕生。 そのわ…

人知れず問題を解決すると

いつも感じる事だが、功成り名を遂げた経営者の成功談は、総じて似ている。 逆境の中にあってもひるまず、的確で具体的な指示を与え、最後までぶれない。 果断な決断と実行力で、誰もが不可能と思っていたことをやり遂げる。 と、実に劇的な物語が用意されて…

何だかアベノミックスっておかしいナァ!

新年の挨拶周りをすると、決まって4月に実行される消費税率アップの影響が話題になる。 過去の実績から、3月までの買いだめの反動で消費がグッと冷え込み、一気に景気が悪くなるのではと懸念する声が多い。 確かに自動車だの、住宅だの、家電だのは、みす…

あぁ、テレホンカード!

会社から支給されているので、柄にもなくスマホを持っている。 しかしガラパゴスの僕にとっては使い勝手が悪いので、用途は専ら電話発信用に限定されている。 その所為か、会社によく忘れる。 その途端、電話ができなくなって、何をするにも不便になる。 昔…

海賊とよばれた国岡鐵三と国岡商店

僕は国岡商店とは因縁浅からぬ関係だ。 百田尚樹が「海賊とよばれた男」で繰り返し書いているが、国岡商店の社員は、国岡鐵三が存命の頃は、まるで教祖様への帰依を競う如くに夜討ち朝駆け体質で、商売敵をなぎ倒していた。 その商売敵の一員が僕だった。 小…