昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

経済とビジネス

超エリート社員の勘違い

もう30年以上も前の話だ。 ライバルW社の新任課長B氏が、僕を訪ねてきた。 当時は今ほどコンプライアンスが厳しくなく、例え競合同士でも、お互いに会社訪問をして挨拶を交わすのは当たり前だった。 B氏は、目元涼やかで、声もドスの利いた低温と、見る…

ブログの効用とリスク

僕は長らく、営業の仕事をしてきた。 顧客に会い、顧客を説得し、顧客に行動を起こさせることが業務だった。 その全てが、顧客と話し、顧客に納得して貰うことから始まる。 当然ながら、話題には注意した。 顧客が嫌がる話はタブーなので、政治ネタ、宗教ネ…

経済番組などまるで無意味!

正月は、今年一年の経済動向を占う番組が多い。 しかし、こんな予想が当たったためしがない。 何故なら、経済学とは、終わったことの解説は得意でも、今後の成り行きなど全く分からない学問だからだ。 よって、大半の評論家、学者は、「今年は厳しい一年にな…

カルロス・ゴーンの遠吠え

1月8日、カルロス・ゴーンがベイルートで、満を持した記者会見を行った。 この2時間40分にも及ぶ、カルロス・ゴーンの大演説を聞いて ・日産を食い物にし、私腹を肥やした悪辣経営者と思っていたが、実はそうではない。 ・人品骨柄と、日産復活の辣腕振…

成功体験からの脱却は難しい

過去に輝かしい成功体験を持った人ほど、一緒に仕事する仲間として扱いにくい。 その成功が、煌びやかであればあるほど、その人はその体験に拘るからだ。 しかしその時の成功は、当事者は実力と思っていても、実は多くの幸運に恵まれていたことが多い。 そん…

企業城下町、学校城下町

企業が支払う、固定資産税で潤っている町は多い。 愛知県豊田市や茨城県日立市は企業城下町そのもので、名前まで変わってしまった。 僕が所属した会社も、某田舎県の某村に工場があったが、ここは「日本一裕福な村」として有名だった。 我が社と隣の会社の工…

オー・マイ・ブッダ!

僕は55歳までドメスティック専門の担当だったので、海外とはまるで無縁だった。 それがある日突然、全くの会社都合で、海外顧客を相手にしなければならなくなった。 まさしく付け焼刃で、慌ててそこから英会話の勉強を始めたりもしたが、一番の悩みは、外…

山口組と日本共産党

山口組、高山清司若頭が出所以降、敵対するヤクザ社会との関係が緊迫化し、新たな抗争勃発が懸念されているらしい。 この報道を見て驚いたが、山口組、司忍組長は77歳、そして役目の名前は若々しいが、高山清司若頭は72歳。 普通の企業なら、二人ともと…

口喧嘩の達人になろう

会社の先輩で、無茶苦茶に口喧嘩の強い人がいた。 誰と口論しても、絶対に相手をやっつける。 正しいとか間違っているより以前に、議論の中で、瞬時に相手への反論を思いつく。 議論の相手が何を言っても、とにかくアッという間に言い返す。 すると、傍から…

仕事に必要なのは想像力  

長く会社員をやってきて分かったのは、リーダーにとっても、個人にとっても、一番要求される能力は、「想像力」即ち「Imagination」ではないだろうか。 想像力が欠落していると、結局、自分の目指す方向が、自分で想像できない。 だから、他人の…

最善の結果を期待するのではなく、最悪の事態に備えるべし

仕事の現役時代、同僚と会食していると、「今日は飲めないから」と言われることがあった。 聞けば、翌日が定期健康診断なので、検査で悪いデータが出ないように気を遣っているらしい。 僕はその度に、「それはダメだよ、いつもと同じにしなくちゃ」と忠告し…

夫婦も仕事も分業と協業

夫が会社勤務で妻が専業主婦の家庭は多いが、この場合、給料は夫だけで稼いだものではない。 給料は夫婦が協力して稼いだ結果であり、夫と妻の仕事の分担が違うだけだ。 夫が安心して会社勤めに専念できるのは、妻が家事全般をこなし、家庭での後顧の憂いが…

スピーチに慣れないといけない

社会人として様々に場数を踏んでくると、スピーチをせざるを得ない状況に出くわす。 こんな時に「ここが自分の見せ場」と張り切る外国人に比べ、日本人の多くは嫌がり、尻込みする。 実際に後輩や同僚の結婚式祝辞なんか頼まれた日には、それが終わるまで食…

カルロス・ゴーンの所為で損してしまった

往生際が悪い!ツーカ、見苦しい。 四回目か五回目の逮捕されていた、カルロス・ゴーンが5億円の保釈金で釈放された。 前回分を含めると、保釈金の合計額15億円。 よくぞそれだけの現金を支払えるものと驚くと同時に、それが日産からだまし取った一部かと…

カルロス・ゴーンは二度、日産を救った

今回のカルロス・ゴーン逮捕劇は、日産自動車側経営陣が仕掛けたクーデターだったとの見方が定着してきた。 その原因は、目に余るカルロス・ゴーンの公私混同振りだった。 公表されているだけで年収10億円も手に入れているカルロス・ゴーンが、何故目を覆…

カルロス・ゴーン逮捕への私見

カリスマ経営者の右代表格だった、カルロス・ゴーンが逮捕された。 NHKでは臨時ニュースが流れたし、逮捕翌日からは「ゴーン逮捕」報道一辺倒になっている。 大半は、「日産自動車再生の最大功労者、カルロス・ゴーンが何故?」との驚きを伝えている。 た…

悪口のルールとマナー

会社員にとっては、他人の悪口はリフレッシュ材。 しかし、中途半端な気持ちで、悪口を言ってはいけない。 悪口には、ルールとマナーがあることを、しっかりと自覚しておいた方が良い! 僕も仕事の現役時代は、他人の悪口を言うのが趣味みたいなものだった。…

リニア談合事件について

大成建設の元常務と鹿島の社員が逮捕された。 仕事をリタイアして丸四年が過ぎたが、今でもこんなニュースを聞くと、暗澹たる気持ちになる。 僕自身が一時期、談合の常習犯だった時期があるからだ。 逮捕された二人は、60歳を超え、会社内ではそれなりの実…

地元スーパー閉店と浅草仲見世商店街賃料値上げ

近所のスーパーで、奥さんの後ろにくっついて買い物に付き合っているオヤジをよく見かける。 ほぼ全員が、荷物運びの苦力役と思われる。 リタイアすると、家にいてもどうせ暇だし、奥方の買い物に付き合うぐらいしか生活に変化がない。 麒麟も老いては駑馬に…

神戸製鋼のデータ偽装

高品質と信頼性は日本製の代名詞だが、そんな信用を覆す事態が続出している。 日本を代表する神戸製鋼のデータ偽装、日産自動車とスバル自動車の車輛完成検査の不手際。 いずれも長年に亘る悪弊であり、問題視された後も続けていたとなると、企業のコンプラ…

英語と日本語

「私は、それは正しくないと思います」を英訳すると、I think it’s not right.だと思うが、これはネイティブ連中には変な英語に聞こえるらしい。 正解は、I don’t think it’s right. 僕は長らく日本語を英訳する癖がついているので、どうしてもI think it’s …

天才肌の偉大な人

僕の先輩は、他の誰も真似できないような交渉術で、どんな難問も解決してしまう人だった。 普通なら進退窮まって泣き出したくなるよう場面でも、いつも笑顔を絶やさない。 彼の顧客への決め台詞は、「私を信じていただけませんか!」 問題が膠着状態になった…

栄枯盛衰

どんなに頂点を極めても、いずれは必ず衰える。 あらゆる勝負の世界でも、未来永劫チャンピオンでい続けることはできない。 実は、サラリーマン社会も一緒だ。 運よく社長の座を射止めたヒトにも必ず退任の時期があり、その時には、出来るだけ自分の影響力が…

「顧客の教え」の後日談

僕の地方営業所での冴えない会社生活は、延べ十年に亘った。 本社や主要支店で働く同期の連中に比べ、扱い量は最大顧客で十分の一、通常は百分の一程度なので、少々増えようと減ろうと、社内では全く注目されない。 気楽ではあるが、やり甲斐はない。 それで…

顧客の教え

仕事を通じて、多くの先輩、顧客、同僚、そして後輩からも、多くの教訓を得た。 僕自身は、仕事についた時点では、生半可の知識を振りかざし、世間の不正、不条理さに異を唱える、どうしようもないハネッ返りの若造だった。 しかし仕事につき、担当を持てば…

言葉は目新しくても行動は旧態依然

最近Sustainabilityなどと、耳慣れない言葉をよく聞く。 スピーチの時に不必要に英単語を使うと評判の悪い小池百合子東京都知事だが、この単語も多用している。 これを日本語に訳すると、如何にも厳めしい「持続可能性」となるが、この日本語だって昔は使わ…

新手の勧誘

我が家は25年以上、産経新聞を愛読している。 主張が些か、と言うよりも大いに偏っているが、妙に政治的中立性を装わないところが気に入っている。 勧誘されたわけではなく、自ら新聞社に電話して買い始めた新聞なので、他の新聞は全てお断りを貫いてきた…

アベノミックス失敗 が露呈してきた

僕は、安倍晋三と自民党政権を支持している。 それまでの民主党(現民進党)政権は、外交でも経済政策でも、あまりにもひどすぎた。 無為無策は彼らの為にあるような言葉だが、稀にヤル気になると、全て悉くとんでもない結果を招いた。 鳩山由紀夫の沖縄問題…

ショーンK と川上伸一郎、違和感あるナァ

久しぶりに大笑いだ。 ショーンKの経歴詐称問題は、大いに面白い。 ショーンKが、自分の経歴を煌びやかに飾った分、実際との違いに呆れ果てて、笑ってしまう。 ショーン・マクアードル川上は芸名だと! マクアドールって、なんだが分からないままカッコい…

太陽電池事業がシャープ凋落の元凶の一つ

日本家電業界の雄だったシャープが、何と買収されてしまった。 買収したのが台湾の鴻海精密工業だったことで、ショックが更に広がった。 いくら栄枯盛衰は世の習いとは言え、鴻海はアップルの下請けメーカーでしかなく、しかも労働条件の劣悪さから、ブラッ…